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閉じ込められた感情を開放します
あなたの悩みを聞いて、アンデスの世界観からアドバイスします


三つの世界

アンデスの世界観によれば、この世界は三つに分かれています。また、これら三つの世界を合わせて、カウサイ・パチャ(Kawsay Pacha)と呼びます。ケチュア語でカウサイは「存在」「生きる」などを意味し、パチャは時間と空間(コスモ、宇宙、世界)を表します。カウサイ・パチャは、7つのアンデス法の最後の法でもあります。

三つの世界は、アンデス十字(チャカナ)において、縦に描かれる線上の三点(上:ハナ・パチャ 中:カイ・パチャ 下:ウフ・パチャ)で表されます。それぞれの世界が、お互いに補いながら、33.33%ずつの割合で同時に存在しています

各世界について下記に記述しますが、対応する人間の体と病気の関係や、癒しについて重点を置いて説明していきたいと思います。

地下世界ウフ・パチャ(Uju Pacha) 土・水

ウフ・パチャは、私たちが住む地上の下に存在する世界のことで、「蛇」に代表されます。蛇は脱皮をすることから、「死」と「新生、生まれ変わり」を表します。また、私たちの過去、先祖、物質世界などと関係しています。母なる大地(パチャママ)もこの世界に入ります。

また、ウフ・パチャは私たちの肉体を表しています。私たちの肉体は30%の「土(ミネラル、化学物質)」と70%の「水」でできています。つまり、私たちの身体は母なる大地の一部ということです。従って、私たちは、大地と常につながっていると言えます。母なる大地の恵みを得ることで、肉体を保つことができます。母なる大地が病んでしまえば、私たちは生きていけません。そのことを忘れずに、常に母なる大地に感謝し、自然からの恵みは、最低限に必要な分だけを受け取り、大切に使うことが非常に重要です。アンデスの人々は、日常生活の中で常に母なる大地に感謝し、互恵の関係「アイニ(Ayni)」を保ち、捧げものをする儀式を怠りません。

また私たちの肉体は、私たちの「過去」でもあります。今ここに存在していて、見て触ることのできるこの肉体がなぜ「過去」なのか?と思われるかもしれませんが、私たちの肉体は、全て私たちが過去に行ってきたことの結果なのです。肉体的に貧弱だったり、病気になったりするのは、過去にその原因が作られたためです。そして、肉体は私たちの過去を全て、ひとつ残らずコンピュータのメモリのように記憶しています。私たちが忘れてしまった過去の記憶も、すべて覚えています。ですから、過去の未解決の問題(両親、先祖から受け継がれるものも含む)は、無意識に、解決されないまま体の中に残り、後になって病気として表れます

肉体を癒すときには、肉体に直接触れる必要があります。肉体に触れることで、化学反応が起こり、変化させることができます。ですから、アンデスのシャーマン(呪術者)が肉体を癒すときには、薬草や動物(またはその一部)、石などを使って、直接肉体に働きかけます。肉体の癒しは、痛みなどの症状について扱い、肉体に生じているアンバランスを調整して、安定させることに従事します(第三レベルの意識の進化による癒し)。従って、根本の原因を扱うものではないため、また再び同じ痛みや症状が生じることを防ぐことはできません。完全に癒すためには、私たちのもう一つの体、エネルギー体の中に存在する根本の原因を追究して、癒す必要があります。エネルギー体の癒しについては、天空世界ハナ・パチャで詳しく説明します。

天空世界ハナ・パチャ(Janaq Pacha) 空気・火

ハナ・パチャは、私たちの住む地上よりも上に存在する世界です。「コンドル」に代表されます。コンドルには「死」の概念がありません。他の動物を殺すということはせず、死体(病気を生じさせるもの)を食します。つまり、他の生き物にとって役に立たないものを食べ物に変換させることができます。この世界では、「死」の可能性はなく、「変換」させるだけです。

ハナ・パチャは、目で見ることのできない、私たちのもう一つの体、「エネルギー体」を表しています。エネルギー体は30%の「空気」と70%の「火」でできています。「空気」は、私たちを他の全ての存在とつなげているものです。私たちは、口や鼻からだけではなく、全身で呼吸をしています。呼吸することで、全ての存在と常につながり合っているのです。そのことを意識しながら深呼吸をすれば、私たちは全て一つだということを感じることができます。「火」は私たちの「感情」を表します。

「感情」は、肉体とは異なり、大きい小さい、多い少ないというように計ることが出来ません。有るか無いかだけです。従って、例えば「不安」という感情が他の人より大きいから病気だということは出来ません。また、「不安」を小さく、または少なくするにはどうすればよいか、ということを述べるのは意味がありません。大きさや量の問題ではなく、既に自分の中に存在しているその感情を、受け入れられるか、そしてそれに対し自分がどう対処するかが問題なのです。「不安」が大きいから病気なのではなく、受け入れられないから病気なのです。また、「不安」があるから病気なのではなく、そこから学ぶことを拒否するから病気になるのです

また、肉体というのは地下世界ウフ・パチャで述べているように70%が「水」ですが、水というのは与えられた情報によって形を変化させることができます。また、水は影響を受けやすく、変化しやすいものです。ですから、「憎しみ」「悲しみ」「怒り」などの感情の情報を与えれば肉体は病気になり、「喜び」「愛情」「感謝」などの感情の情報を与えれば、健康的な肉体を保ち、美しく輝くことができます。また、私たちが涙を流すのは、要らなくなった情報を外に出し、新たな情報が入ってくるようにするためです。このように、「悲しみ」などの感情を外に出すことで癒すことができるように、自然に涙が出るようにできているのです。

エネルギー体を癒す際には、エネルギー、つまり目に見えない形のないものを操作することで、癒しに導くことができます。エネルギーは全てつながっているので、肉体に触れる必要はなく、遠隔でのヒーリングも可能になります。レイキ(霊気)などのエネルギー療法はこれにあたります。

また、エネルギー体を癒すために、アンデス司祭やシャーマン(呪術者)と呼ばれる人たちは儀式を行います。目で見ることのできない、原因となっているものを、目に見える形のあるものに代表させて儀式を行うことで、癒しに導きます((第四レベルの意識の進化による癒し)。シンボルを使うことで、ロジックでは理解できない、右脳の無意識の部分に働きかけ、自動化・習慣化してしまっている感情・行動パターンから抜け出し、自由になることができます。

またエネルギー体というのは、私たちの「未来」でもあります。私たちの思考はまだ実体化していない、目に見えないものです。そして、思考は私たちの過去の経験と、それに伴う感情に基づいて生み出されます。もし暗い将来しか思い描けないとすれば、それは暗い過去を持っているからです。従って、明るい将来を思い描くためには、暗い過去を明るい過去に変える必要があります。過去は過ぎ去ったことで、変えることなどできないとのではと思われるかもしれませんが、起こった出来事自体は変えられなくても、それに対する見方、捉え方を変えることは可能です。それらの出来事に、意味や役割を与え、学びのチャンスにすることができます。その変化を起こすことができるかどうかは、現在の私たちの在り方にかかっています。それについては、地上世界カイ・パチャで説明します。

地上世界カイ・パチャ(Kay Pacha)音・動き

カイ・パチャは私たちが住むこの地上世界を表します。ピューマに代表されます。ピューマは生きるために殺し、その経験により学び、進化していきます。経験を積むことで進化し、次の世代、また自分自身の新たな経験と進化につなげていきます。つまり、この世界は経験の場であり、経験から学び、進化していく場所なのです。人間は、学び進化するためにこの地上世界に生まれてくるのです。尚、人間の進化の過程については、意識レベルの進化にて詳しく説明します。

カイ・パチャは私たちの「現在」を表しています。そして、現在は70%の「音」と30%の「動き」によって表現されます。天空世界ハナ・パチャのところで、私たちの過去(に対する捉え方)に変化を起こすことができるかどうかは、現在の私たちの在り方にかかっているということを述べました。現在の私たちの在り方というのは、今この瞬間(現在)の、私たちの「言葉」(音)と「表情(表現の仕方)」(動き)によって決定されます。今ここで、過去の辛い経験に対して、「学ばせてくれて、どうもありがとう」という感謝の言葉を発し、笑顔を作ることで、自分の過去を変えることができます。暗い過去を明るい過去に変えることができます。明るい過去を持つことで、明るい未来を思い描くことができれば、今この瞬間を、楽しみながら、ワクワクしながら生きることができます。つまりそれは、現在から、過去と未来を、音と動き(波動、バイブレーション)によって変化させ、癒すことができるということです。

全ては、今この瞬間の私たちの言葉と表情(発する言葉をどのように表現するか)にかかっています。現在、今ここで自分が発する言葉が、自分の過去となり、自分の未来を作り出します。ですから、自分の言葉に最大限の注意を払い、常に意識して発言することが非常に重要だということが分かります。外部からくるものの影響を受けて、無意識に反応し、自動的に言葉を発していないかどうか、常に注意する必要があります。自分自身が自分の言葉の主であり、自分自身で選択して言葉を発しているということを、意識する必要があります