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閉じ込められた感情を開放します
あなたの悩みを聞いて、アンデスの世界観からアドバイスします


二元性

二元性というのは、相対する二つのものが存在するということですが、アンデスの世界観による二元性は、「お互いの違いを認め合い、片方を排除することなく、補い合いながら共存する」という考え方に基づいています。「善悪」「真偽」のように区別して、一方を差別し、排除する考え方とは異なります。

彼らの二元性では、右側を「パニャ(Paña)」(男性的なもの)、左側を「ジョケ(Lloq’e)」(女性的なもの)と呼びます。また、この二つをつなげるもう一点、「ヤナンティン(Yanantin)」が存在します。ヤナンティンは、パニャとジョケ、つまり男性的なものと女性的なものをつなぎ合わせ、共存を可能とさせるものです。この概念は、アンデス社会において、性質を異なる者同士の相互依存と補完的な関係を成立させるための基盤となっています。

アンデス十字(チャカナ)においては、横に描かれる線上の三点(右:パニャ 中:ヤナンティン 左:ジョケ)で表されます。

右: パニャ(Paña)

私たちが既にプロセスを知っているもの、知識、論理、科学的に証明されていること、意識の中にあるものなどを表します。また、父親、男性的(陽)エネルギーを表します。
これらは、人々が通常「ポジティブ」として捉えているものです。

中: ヤナンティン(Yanantin)

パニャとジョケをつなげるもの。共存を可能にしているものです。
ヤナンティンについては、ヤナンティン(Yanantin)・マシンティン(Masintin)で、更に詳しく説明します。

左: ジョケ(Lloq’e)

私たちがプロセスを知らないもの、神秘、魔法、未知のこと、無意識の中にあるものなどを表します。また、母親、女性的(陰)エネルギーを表します。
これらは、人々が長い間「ネガティブ」なものとして捉えてきたものと言うことができます。これらを理解できる者たちは、魔術師や魔女などとして恐れられ、迫害されることもありました。

エネルギーのアンバランス

長い間、多くの社会において男尊女卑が続いていたために、男性的なものをよしとする傾向が強く、女性的エネルギーが抑制されてきました。現在この世の中は、まだ両エネルギーの均衡がとれていないと言えると思います。そのバランスをとる必要がありますが、その前にまず個人レベルで、私たちの内部で両エネルギーのバランスをとることが求められます。

私たちは、男女に関係なく両方のエネルギーを有していますが、何らかの要因(両親や先祖から受け継がれたものも含む)によって、そのバランスが崩れていることがあります。例えば、子供のころに父親を亡くして、母親の愛情だけを受けて育てられた人は、男女に関わらず、女性的なエネルギーが強くなるかもしれません(女性的なエネルギーが強いというのは、姿形や好みが女っぽくなるということではなく、論理よりも感覚に委ねることが多くなるなどです)。また、男性に暴力を受けた女性は、自分が女性であることを否定する気持ちが強く、女性的なエネルギーを抑えてしまうことがあるかもしれません。

このように、両エネルギーのバランスが崩れると、病気や心身の不調を生じさせ、他人との関係にも不和を生じさせる原因となります。自分の中を見つめ、自分自身を知り、両方のエネルギーのバランスが取れているかどうかを確かめることが非常に大切です。それができて初めて、自分以外の人たちともうまく関わっていくことが可能になります。

また、男性的エネルギーと女性的エネルギーのバランスことを目的に、母なる大地へ捧げものをする儀式を行うことも可能です。